「CINEMA PROJECT/劇場公開映画製作・俳優ワークショップ」第5弾は、井上真行監督オリジナル新作を製作いたします!
今回は企画・脚本がすでにある中、ワークショップオーディションを開催し、出演者を決定いたします!!
まずは5月25日、26日、27日(※追加日程)に実施いたしますワークショップオーディションに1日参加下さい!
すでに主人公・新一役および一部キャストについては決定しておりますが、ほとんどのキャストについて広く募集しております!!
撮影は6月15日~21日頃を予定しております。
撮影終了後、直ぐに編集に入りまして、海外も含めた映画祭へ積極的にエントリーしてまいります。
その後、劇場公開も行う予定です。
【ワークショップオーディション】
開催日時:5月25日(月)13:00~18:30(受付終了)、26日(火)13:00~18:30(受付終了)、27日(水)10:00~15:30(受付終了)
※どちらかの日程にて1日だけご参加ください。
参加費用:5,000円
会場:ENBUゼミナール
応募方法:全身およびバストアップの写真をコチラ cinemaproject@enbuzemi.co.jp まで「お名前」「年齢」「性別」「電話番号」「参加希望日」を明記の上ご送付ください。
【ワークショップ・製作スケジュール】
5月25日(月)、26日(火)、27日(水)ワークショップオーディション開催
以下の日程が変更となりました。
5月29日(金) 参加者決定
6月15日(月)~30日(火) リハーサル、衣装合わせを7回程度予定
7月1日(水)~20日(月) この期間で8日間撮影予定
7月以降に完成した映画を映画祭へエントリー
年明け以降に国内劇場公開を目指します。
【監督】
井上真行(いのうえまさゆき)
1981年兵庫県姫路市出身。 大阪芸術大学卒業後、テレビ番組制作会社入社、仕事の合間に自主映画を制作し始める。
2007年『シねない奴』PFF入選。
2009年『一秒の温度』PFFグランプリを受賞。
2014年『正しく忘れる』が劇場公開。
FOODIES TV「さきこのわ 〜平野紗季子の和食大発見〜」などTV番組やPVなど映像制作多数。
【監督からのメッセージ】
語弊を覚悟で言うなら、他の映画は自分以外の誰かが撮ってくれると思っています。
しかし、この映画だけは自分じゃないと撮らないだろうし、
自分が撮らないと駄目だというよく分からない使命感でいっぱいです。
映画は無力だとトコトン承知した上で何を撮るか、何を発すればいいのか、
そう考えた時にどうしても社会と切っても切り離せない問題が浮上します。
しかし、オーデンは何かで社会悪にうってつけの武器は、
政治的行動と、事実公正なルポタージュだと言っていました。
そんな中で芸術に出来る事をその後に述べてるくだりに心打たれるんですが、
まあ、冷静に考えると直接的な行動が手っ取り早いんです。
けれど今、大多数の方が日本で感じている本当の事、
普段口にはしない心根にある感情を一本の映画を通して見せる事が必要なんだと、
大事なんだと本気で思っています、それがこの映画に出来ると確信しています。
だからこそどうしても撮りたくてしょうがなくなっています。
この映画から始めないと、もうどこへも行けません。
今日みたいな天気のいい日に外に出たら、
そんな映画を重く考えなくてもいいじゃんと思ったりもしますが、
いざ自分が撮るとなったらそうはいきません。
役者の方には、内面から滲み出てくる人間の魅力みたいなものを、追いかけているような気がします。
シナリオありきで進めるんですが、どんな方々と一緒に出来るかワクワクしています。
映画の内容に関しては全責任を私に押しつけてもらえたら幸いです。
『なけもしないくせに』
【企画】
◎震災から数年経ったのに何も変わらない現実
震災直後の全国からの寄付やボランティア活動など様々な支援により、被災地はなんとなく日常を取り戻している。でも、実際の日本は何も変わっていない。オリンピック招致で沸き立つ東京がある一方、地方で生活している人達は、何かに皆不安を感じている。
震災から4年経った今、このニッポンの現実を描きたい。
◎立て籠もりとロードムービー
友人を盛り上げるために突発的に立て籠もった喫茶店の中に、今の自分に満足出来ない人達が乗り合わせていて、その人達と一緒に主人公が旅に出て行くという、新しい孤独の巡り合わせを表現。ロードムービーとしての目的地を◆◆◆◆に設定する事で、パーソナルな目的地ではなく、多くの人々が共鳴する目的地になると考えます。
◎東京オリンピックと◆◆◆◆
何か取り残されたような場所や人々と、華々しいオリンピックを対比する事でより孤立感を浮き彫りにする。東京オリンピックなどどうでもいいと思っている人間が、最後どこかほんの少しだけ気になっている。無関心の中の関心を言葉として出すというようなラストシーンが、現代人の特徴として共感に値すると考えます。
◎映画祭から海外へ
完成作品は国内映画祭へエントリーし、海外へ発信する場を作りたい。その他、海外の映画祭へも積極的に出品するために字幕を制作。
【あらすじ】
時は、東京オリンピックの開催が決まった現代、
主人公は、地方都市に住む20代後半のしがない青年、
何となく仕事をこなしているがある日、死の強迫観念に捉われる、
やり残した事をやろうとジタバタし、覚悟を決めたがあっけなく杞憂に終わる。
折しも、親友が大都会から地元に負けて帰ってくる。
親孝行の一つもした事のない親友の母が実際に余命宣告を受ける。
親友から相談を受けた主人公は、
喫茶店での立て籠もりをして親友が母を守るという芝居を思いつく。
主人公を、死なずに生き延びた時に訪れた空虚が暴挙へと突き動かす。
そして実際に喫茶店での立て籠もりを行い、
そこにいたある男が逃亡の手助けをし、
それぞれの孤独を抱えた乗客達3人も一緒に車に乗り込む。
目的地は、まだその車に乗っている誰一人として行った事もない「◆◆◆◆」だ!
【キャスト】
『新一(男・27歳)主人公』※キャスティング済
両親は若い頃に他界し、それが原因からか何か一つの物事を深く考えたがる、勝手に考えてしまう青年。地方都市で生活し、現状を変えようとしている訳でもなく慣れた状態で生活を日々送る繊細さと間抜けさを行き来する男。体の調子が悪くなり、死の観念に捉われた事をきっかけに彼の行動が思いもよらない方向へと進んでいく。
池田大(いけだだい)
1986年生まれ、神奈川県出身。2011年デビュー。特技は楽器演奏・英会話。デビュー作は本谷有希子さん作・演出の舞台「クレイジーハニー」(パルコ劇場)。その他、主な出演作はTBS系連続ドラマ「安堂ロイド」(主人公の助手、寝癖が特徴の倉田朝晴役)、映画「マエストロ」(以前習っていたバイオリンの腕を見込まれバイオリン奏者浅田役)などに出演。他にもMVやCM等にも出演する他、国内ブランドのモデルも務める。
『モーリー(男・27歳)』※オーディションにて決定
東京で働いているが、都会と一人暮らしに心病んで地元に帰ってくる主人公新一の親友。地元に友人はいるが、心の弱い部分で繋がり合えているのは腐れ縁の新一。能天気で自由奔放に見えるが、実は繊細で社会にうまく順応出来ない愛すべき馬鹿。
『モーリー母(55歳前後)』※オーディションにて決定
地方都市ならではの世間体を気にするモーリーの母。家はそれなりに裕福である、成長しないモーリーを心配する反面、息子を可愛がり、うまく社会に順応して欲しいとは願っている。
『竹田(男・45歳前後)』※キャスティング調整中
嫁と子供に逃げられた天涯孤独の身の上の男。孤独を感じながら喫茶店で休んでいる所、新一のとある暴挙にたまたま居合わせ、そこから新一の逃亡の手助けをする事になる。
『女子高生カオリ(18歳前後)』※オーディション、もしくはキャスティング
父を釣りの事故で亡くし、継母の家で生活している日々、退屈な毎日を過ごしている影のある女子高生。新一の暴挙にたまたま居合わせ、新一の逃亡の際、好奇心からか、自ら志願し一緒に車に乗って飛び出して行く一人。
『ヨシエ(70歳~80歳)』※キャスティング調整中
子供はみんな家を出て少し孤独を抱えた地方都市で一人暮らしをする老婆。新一の暴挙にたまたま居合わせ、逃亡の際、残された冒険心からか、自ら志願し一緒に乗って行く一人。
『加代子(女・27歳)』※オーディションにて決定
主人公の元彼女、新一から別れを告げたが、戻りたい気持ちもない。白黒ついた後は、キッパリしているタイプ、新一のめんどくさいセンシティブな性格とうまく分かり合えずに破局に向かっていった。
『その他の登場人物』※オーディションにて決定
新一の勤める工場従業員A(10代~20代前半)
新一の勤める工場従業員B(10代~20代前半)
新一の勤める工場従業員C(10代~20代前半)
新一の上司(45~55歳)
看護婦(30歳前後)
病院の受付(25歳前後)
新一の姉(30前後)
地方都市のおばちゃん(50~60歳)
警察官(25~40歳)
新一の夢の女性(20代)
ニュースを読むナレーター(数名)