シネマプロジェクト第9弾

『カメラを止めるな!』を産み出したENBUゼミナール主催の「CINEMA PROJECT」第9弾がついに始動します!!

【第1弾】市井昌秀監督『あの女はやめとけ』・吉田浩太監督『オチキ』
【第2弾】今泉力哉監督『サッドティー』・金井純一監督『モーメント』
【第3弾】天野千尋監督『うるう年の少女』・川村清人監督『夜があけたら』・佐々木友紀監督『夏前。おわり』
【第4弾】頃安祐良監督『「トウキョーの夜」の朝』・平波亘監督『ハッピートイ』
【第5弾】井上真行監督『なけもしないくせに』
【第6弾】今泉力哉監督『退屈な日々にさようならを』・岡太地監督『川越街道』
【第7弾】上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』・岡元雄作監督『きみはなにも悪くないよ』
【第8弾】柴田啓佑監督『あいが、そいで、こい』・二ノ宮隆太郎監督『お嬢ちゃん』

第9弾の監督は、遅咲きの新人・辻野正樹監督です!

第9弾のシネマプロジェクトは、多くの監督より企画を提出いただき、その中から今回は、辻野正樹監督による『河童の女(仮)』を製作することを決定いたしました!
そして、キャストは7月に開催するワークショップオーディション(7/11・12に開催、無料)により選抜いたします!
ワークショップオーディションへの参加者は、書類選考の上、決定させていただきます。
その後、オーディションにより選ばれたキャストによるワークショップを行いつつ、オリジナル脚本を書き上げ、映画製作へと進みます。
完成した作品は国内の映画祭へエントリー、そして劇場公開を目指します。

オーディション応募用紙はコチラ!

Maski_tsujino監督:辻野正樹(つじのまさき)
1968年生まれ。滋賀県出身。ミュージシャン活動を経て、2003年に劇団「サニーサイドウォーカー」の立ち上げに参加。作・演出を担当した旗揚げ作品の「勝手にノスタルジー」は、フジテレビ「劇団演技者。」にて大野智主演でドラマ化され、ドラマ版脚本も担当。
2008年より、演劇・映像製作ユニット「ハイブリッド・ジャンバーズ」を立ち上げる。2011年よりENBUゼミナールで映像制作を学ぶ。2015年、監督した自主映画「明日に向かって逃げろ」が横濱HAPPY MUS!C映画祭長編部門最優秀賞を受賞。ホラーオムニバスDVD作品「奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語」で監督として商業作品デビュー。その他、舞台、映像作品の脚本や演出を多数手がける。コメディの要素を含んだ作品を得意とする。
【辻野監督からのメッセージ】
参加してくださる役者さんにとって、新進気鋭の若手監督との出会いの場であるシネマプロジェクトですが、今回は50歳の辻野が監督として参加させていただくことになりました。元々劇作家、演出家としてキャリアをスタートさせたため、監督デビューが遅くなってしまい、今回が監督としては初めての長編作品となりますので、気合いが入っております。
長編の監督は初ですが、これまでにたくさんの舞台作品、短編、中編映画を作ってきました。今までの作品は、喜劇でありながら、人間の悲しさや不気味さなんかを描いているものが多いのですが、今回もまさにそういった作品です。
数年前に書いた脚本で、とても気に入っているので、映画化する機会を探していたところ、シネマプロジェクトでチャンスをいただきました。この機会を最大限に生かして、傑作を作ろうと思っています。
すでに脚本がありますが、脚本のイメージに合う役者さんを探すというだけでは、せっかくの機会がもったいないと思っていますので、魅力的な役者さんと出会えれば、役者さんの持っているものに引っ張られて脚本をドンドン書き換えていくつもりです。またその作業が、今回のプロジェクトの一番楽しみなところです。
演劇作品を作る時は、いわゆる「あて書き」をすることが多いので、役者さんの魅力を脚本と演出で引き出すという作業には自信を持っています。参加してくださる役者さんが、このプロジェクトを通して自分の魅力を発見出来るような事になれば素敵だと思っています。

【募集要項】
≪書類募集期間≫2019年6月12日(水)~ 7月5日(金)※必着
≪募集対象≫年齢、性別制限なし。事務所所属OK。
≪応募方法≫全身およびバストアップの写真を添付したコチラの専用オーディション用紙や履歴書、事務所等のプロフィール(A4サイズ1~2枚)を提出。
(応募書類送付先)※7月5日必着
〒141-0031東京都品川区西五反田2-4-2-4F
ENBUゼミナール シネマプロジェクト 係
≪結果連絡≫7月8日(月)中に、書類選考通過者の方へご連絡させていただきます。

【ワークショップオーディション】(参加無料)
【開催日程】7月11日(木)、7月12日(金)のどちらかに参加、全体で80名ほどの予定
※応募者が予想よりも多く、また出来るだけ多くの方にお会いしたいので、参加人数を増やし、組み分けを行うことにいたしました。
【開催時間】13:00 ~ 15:30、16:00 ~ 18:30の時間帯に分けます。
【会場】ENBUゼミナール(東京都品川区西五反田2-4-2-4F )
結果発表:7月13日(土)中には合否判定結果をメールにてご連絡いたします。

【ワークショップ・映画製作】
下記日程にて最終合格者によるワークショップを開催し、最終キャスティング決定します。
7月16日(火)・23日(火)・29日(月)13:00~15:30、16:00~18:30
7月~8月 リハーサル、シナリオ改稿
8月下旬~10月の中で撮影予定
11月 作品完成、国内外映画祭へエントリー後、劇場公開予定

『河童の女(仮)』企画概要

【ストーリー】

主人公の男は、父親が経営する旅館でずっと働いている。今の生活が嫌いという訳ではないのだが、一度も新しい世界に足を踏み出そうとしたことはない。彼は幼い頃、川で溺れている友人を河童と間違えて見殺しにしてしまい、その事が呪縛となり、この町から離れられないのだ。そんな男が、一人の女と出会う。女は東京からやってきた女。彼女は何故、東京から逃げて来たのか? ミステリアスな女に、男は魅かれる。男は、女と心を通わせることによって、少しずつ変化してゆく。 人は誰も、何かに縛られている。何かを背負っている。しかし、そこからは逃れられないという思いも、誰かと出会うことによって変わって行く。そんな様を、ユーモアを交えて描いた作品を目指します。

【主な登場人物】

(ワークショップ後に当て書きを行いますので変更も有ります)
柴田浩二(20代後半から30代)
長野の山間にある旅館で働く男。旅館の主人である父親が出て行ったことから、一人で旅館を切り盛りしなくてはならなくなる。5年前に母親は他界している。幼い頃、川で溺れる友達を見殺しにしたという罪の意識から、ずっと故郷の町を離れることが出来ずにいる。地味な性格。
梅原美穂(20代から30代前半)
東京からやってきた謎の女。車に乗っていると、突然「誰かを轢いてしまった」と思い込み、恐怖にかられることがある。
柴田新一(30代)
浩二の兄。長男であるが、旅館は継がずに、東京で勝手気ままな生活をしている。大口をたたくのが癖で、「東京でCM関係の仕事をしている」と見栄を張っているが、実際にはアルバイトなど、職を転々としている。
柴田康夫(50代から60代)
旅館の主人。浩二の父。調子のいい性格。数年前に妻を病気で失っている。女性に目がない。
小宮美佐子(30代から50代)
康夫の恋人。色っぽい厚化粧の熟女。
屋島景子(30代から50代)
旅館従業員。康夫に惚れている。
花田(40代から50代)
旅館の常連客。陽気なおじさん。町おこし計画の中心人物。
富山(50代)旅館の常連客。
花田とは幼なじみ。
その他の旅館の宿泊客(20代から50代くらい)