TEACHER講師紹介

劇作家・演出家・俳優【演出家ワークショップ】

山崎彬

やまざきあきら

PROFILE

京都で旗揚げ、現在は東京を拠点に活動する劇団「悪い芝居」の脚本家、演出家、俳優。演劇の力と観客の想像力を愚直に信じ抜くのが特徴。作家として第24回OMS戯曲賞大賞受賞、第56回岸田國士戯曲賞ノミネート、また演出家として佐藤佐吉賞最優秀作品賞、同賞最優秀演出賞などを受賞。近年は自劇団での公演や小劇場、商業演劇での出演や脚本・演出以外に、イマーシブシアターや2.5次元演劇の演出など、活動の幅を広げている。講師としては長くENBUゼミナールに関わるほか、専門学校での講師やワークショップなども多数開催している。

MESSAGE

大学入学してすぐ、勧誘ブースに座る演劇サークルの人と目が合い、「お試しでいいから!」という言葉を鵜呑みにして、演劇を始めました。

「お試し」でここまできてしまいました。それまで一度も、演劇を観たこともやったこともなかったのだけれど。

だけど大学のあの先輩の一言がなかったら、こんなヘンテコで死ぬほどおもしろい世界にいなかったんだなと、時々ゾッとするのであります。

ことあるたびに、心の中で先輩を抱きしめています。死ぬほどしんどいこともあるので、あの先輩を心の中でぶん殴ることもあります。

それでも僕は、こっそりENBUゼミを調べてしまっているあなたの背中に出会ったら、耳元でこう言ってしまうと思うのです。

 

「お試しでいいから」

まだ見ぬみなさんと作る演劇が僕は楽しみ。それだけ。

数年後に心の中で、抱きしめるかぶん殴るかしてください。

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