GRADUATE
INTERVIEW 01

卒業生インタビュー

青野竜平さんインタビュー

俳優

青野 竜平

Tappei Aono

PROFILE演劇コース 2011年度卒業

1988年生まれ。ENBUゼミナールのシネマプロジェクト第9弾「河童の女」で主役に抜擢される。一見、庶民的な風貌だが、かなりの個性派。内に秘めた情熱、狂気と、明らかに人が良過ぎる不器用な人間性が絶妙な調和を見せる、大化けの可能性も秘めた男。主戦場としてきた舞台の他にも活動の幅を広げ、1年の内に10を超えるCM出演を勝ち取るなど大器の片鱗を見せ始めている。

ENBUゼミナールに入学されたきっかけを教えてください。

元々大学で演劇部に所属しており、卒業後もっと演劇を学ぶことができる場所を探している中でENBUゼミナールを知りました。講師陣や卒業生に自分が好きな演出家さんや、今まで見てきた方たちがいたところに惹かれ入学を決めました。また、1つのジャンルに縛られず幅広く学ぶことができる点も魅力的だと思いました。

当時の講義で何か印象に残っていることはありますか?

講師の方たちからの言葉は今でも思い出します。当時、基礎講座を担当されていた板垣恭一さんには、”これから色々なことを学んでいくけれど自分にとって必要なものは忘れない、忘れているものは今必要なことではなくて、思い出した時が必要なときだ”という言葉は今でも特に覚えていますね。あとはシャンプーハットの赤堀さんから”役者は与えられたゲームをいかに楽しむかが大事だ”と言われたこともよく思い出します。 授業では、1つのものを作りあげることが本当に大変なんだなということを学びました。生徒も会社員だったりアルバイトをしていたり様々な背景のある人たちが集まっているので、全員のモチベーションを合わせていくことが大変だった記憶があります。そういった経験をしたことで対応力は少し身についたかなと思います。

お芝居を続けていくうえで大切にしていることやモチベーションになっていることはありますか?

作品をたくさん見たり、悔しい思いを原動力にしたり、あとは良い環境に身を置いたりすることですね。良い環境というのは志の高い人が居る場所のことで、僕は強い人間ではないので、1人では心が折れてしまうためそういった仲間が居るからこそ続けられています。また、楽しむことも大切です。現場にいる相手とも、オーディションにおいても楽しい雰囲気になるよう心がけています。

授業を受けるうえで意識していたことはありますか?

ミスを恐れないこと。今思うと恥ずかしい思いをたくさんしていた気がします。今でもそれは意識していますね。ある現場で先輩俳優の方に、“現場で起きたことは全部正解だから”と言っていただいたことがあって、それを聞いてからだいぶ楽にお芝居ができるようになりました。あとは今なぜこれを学んでいるのか、という目的を明確化しておくことと、楽しい気持ちで受けることです。そのほうが吸収率が格段に上がると思います。

ENBUゼミナールへ入学を検討している方に向けてメッセージをお願いします!

ENBUゼミナールではジャンルが偏らず第一線で活躍されている講師の授業を受けられる点が魅力だと思います。何を求めているのか、どういう俳優になりたいのかわからない方でもやりながら見つけていける環境ではないでしょうか。僕も最初は迷いながらでしたが、幅のある俳優になりたいとは思っていて、様々なジャンルの授業を受けていく中で自分に合うものを見つけていきました。恐れずに飛び込んでみてください!

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