GRADUATE
INTERVIEW 02

卒業生インタビュー

鈴木こころさんインタビュー

女優

鈴木 こころ

Kokoro Suzuki

PROFILE演劇俳優コース 2020年度卒業

1999年生まれ。福岡県北九州市出身。高校卒業後、突然芝居への興味が芽生え、2018年に上京。声優養成所に通った後、2020年にENBUゼミナールに入学。映像・舞台演技を学ぶ。劇団iakuの横山拓也さんが演出を担当した卒業公演『5S~5つの小作品~』で、初めて有観客の舞台に立つ。卒業公演をきっかけにiakuの本公演「フタマツヅキ」へ出演。好きな柄は矢絣。

ENBUゼミに入ったきっかけ

元々声優の養成所に通っていたのですが、もう少し身体的な表現がしたいなと思い演技が学べる学校を探している中でENBUゼミナールに出会いました。色々な学校と比較した結果、映像も演劇も両方経験することができ幅を狭めることなく学ぶことができそうな点や、自分が知っている講師の方が教えていること、さらに授業料と授業数のバランスも良かったことから入学を決めました。

同期は20名でしたが、そのあたりの人数のバランスなどはいかがでしたか?

丁度よかったですね。自分が芝居をする時間もありつつ、他の人の芝居を見ることもとても勉強になりました。自分だったらどうするかなと考えながら見たり、そういう考え方をするんだ、と発見があったり、授業後にお互いが感じたことを話しながら帰宅することも多かったです。年齢層も幅広く、親子くらい離れている人とも交流がありましたが、同年代とは違った視点から物事を考えるきっかけができました。

ENBUゼミで特に印象に残っている授業はありますか?

スタジオ発表会と卒業公演ですね。0から舞台を創りあげていくことの大変さとドキドキを味わいました。短期間で作るので同期の仲もぎゅっと深まりました。自分の成長を感じられる瞬間でもありましたね。特に卒業公演の稽古開始時と終演後では全然違う自分になったんじゃないかな、と思います。毎回悔しさもありましたけど、それが次へのモチベーションになっています。また、卒業公演では仕込みのお手伝いも経験することができ、プロの仕事を間近で見て舞台が出来上がっていくところを体感しワクワクが止まりませんでした。それまでは自分たちが主役だと思っていたけれど、色んな人たちがいる中での俳優部なんだという役割を自覚することができました。

1年間を通して身についたことや、今に生きていることはありますか?

相手と芝居をするということが身についたかなと思います。特に菊地健雄監督による映画監督WSの授業で、自分が動いて誰かに影響を与えることを学びとても勉強になりました。最初は自分のことで精一杯だったけれど徐々に相手を意識することができるようになった気がします。あとは呼吸することですね。横山仁一さんの演技入門の授業で、何か行き詰ったり緊張しているなと思ったりしたときは深呼吸するといいと教わり、それは今でも頻繁に思い出して実践しています。 全体を通して、実践重視なところがENBUゼミに通ってよかったと思う点です。毎回トライする場所があり、その場で評価をもらうことができ、さらにリトライする機会があることはありがたかったです。講師の方たちのアドバイスも的確でその通りにやってみると確かに変わったなという実感がありました。授業の日は毎回ENBUに行きたい!って思ってましたし、安心できる場所でした。出会う人みんなが魅力的で、芝居をやっている姿と普段の姿といろんな面を見られることも面白いなと思います。これからも芝居は続けていきたいですし、飽きる予定がないですね。

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